家電リサイクル対象品目を安く処分する方法4選を紹介!

家電 リサイクル

家電リサイクル法とは

疑問
みなさんは家電リサイクル法をご存じでしょうか?

家電リサイクル法とは、「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」の家電4品目から、まだ使える部品や材料を再利用し、廃棄量を減らしつつ、資源を有効活用するのを推進するための法律です。製造業者は再商品化、小売店は引き取りが義務付けられ、消費者は家電4品目を廃棄する際に、収集・運搬料金及びリサイクル料金を支払うことが定められています。

では、なぜ家電4品目は正しく処分しなければいけないのでしょうか?

理由は、不法投棄や不適正な処理が行われてしまうと、環境に悪影響を与えたり、火災が発生したりしてしまう可能性があるからです。

注意
特に、一般廃棄物処理業許可のない違法な業者に依頼してしまうと、法を遵守した適正な処理が行われない場合があります。また、依頼者自身も高額な料金を請求されたりするなど、被害を被る可能性があるので、絶対に依頼しないようにしましょう。

家電リサイクル対象品目でかかる料金項目は2つある

計算

使わなくなった家電を処分し引き取ってもらうためには、消費者は収集・運搬料金とリサイクル料金を支払わなければいけません。

それでは、2つの料金について具体的な金額を挙げながらみていきましょう。

収集・運搬料金

収集・運搬料金は小売業者ごとに異なります。そこまで高額ではありませんが、気になる方は処分する前にホームページや電話などで確認しておきましょう。

ちなみに、主要家電量販店の収集・運搬料金は以下のようになります。

  • エディオン1,100円~
  • ケーズデンキ1,650円
  • ビックカメラ1,650円
  • ヤマダ電機1,650円
  • ヨドバシカメラ550円

リサイクル料金

リサイクル料金は製造メーカーごとによって異なっています。

ちなみに、産業省の公式ホームページに載っているリサイクル料金例は以下の表の通りです。(*平成29年4月1日時点)

品目 料金
エアコン 972円~
テレビ ブラウン管(15型以下) 1,296円~
テレビ ブラウン管(16型以上) 2,376円~
テレビ 液晶・プラズマ(15型以下)  1,836円~
テレビ 液晶・プラズマ(16型以上) 2,916円~
冷蔵庫・冷凍庫 170L以下 3,672円~
冷蔵庫・冷凍庫 171L以上 4,644円~
洗濯・衣類乾燥機 2,484円~

さらに、メーカーごとの詳細なリサイクル料金を知りたい方はこちらを参考にして下さい。
参考URL:https://www.rkc.aeha.or.jp/recycle_price_compact.html

家電リサイクル対象品目を処分する4つの方法

方法

家電リサイクル対象品目は、自治体に粗大ごみとして処分してもらうことははできません。

仮に、粗大ごみとして指定した場所に持っていったとしても、回収されずに返されてしまいます。処分費用も無駄になってしまうので、決してしないようにしましょう。

では、家電リサイクル対象品目はどのように処分すればよいのでしょうか?

ここでは、家電リサイクル対象品目を処分する方法を4つ紹介します。
それぞれの処分方法を詳しく解説しますので、自分に合った処分方法を選びましょう。

購入した家電量販店で回収依頼する

購入した家電量飯店が分かる場合は、その販売店に回収を依頼しましょう。家電リサイクル法により、廃棄する家電を購入した販売店には、回収義務が生じます

回収を依頼すると、販売店から家電リサイクル券が渡されるので、そこに必要事項を記入します。記入し終えたら料金を支払うことで、販売店が家電を回収してくれます。料金に関しては、家電量販店や製品メーカーによって違うので、回収依頼をするときに確認しておきましょう。

家電回収時には、家電リサイクル券の控えが渡されます。この家電リサイクル券に書いてある「お問い合わせ管理表番号」を、経済産業省の公式ホームページの「排出者向け引取り確認」に入力すると、リサイクル状況を確認することができます。

リサイクルがきちんとされているか確認したい方は、ぜひ利用してみましょう。
参考URL:https://rkc-bu-in3.rkc.aeha.or.jp/plsql/rkc_web/p_kt330080/

ちなみに、購入した店頭に、家電リサイクル対象品目を持ち込んで処分することも可能です。その場合は、収集・運搬料金はかからないので、少しでも節約したい方におすすめです。

いろいろなフリマアプリ使って出品を行う

メルカリやラクマなどのフリマアプリに出品するのもおすすめです。写真を撮るだけで簡単に出品することができ、ちょっとしたお小遣い稼ぎになります。もし、使ってからそれほど年数が経っていなかったり、破損や故障がない場合は高値で売れる可能性もあります。

また、メルカリには、家電・家具専用の「梱包・発送たのメル便」という配送方法があります。通常の発送方法より料金が割高になりますが、梱包から発送まですべて行ってくれるので、手間をかけずに売りたい方には便利なサービスとなっています。

買取業者に買い取ってもらう

購入してから日が浅かったり、故障してなかったりする場合は、買取業者で買い取ってもらうことができます。

フリマアプリで写真を撮ったり、出品したりするのが面倒な方におすすめです。また、出張買取を行っている買取業者も多いので、大きくて持ち運べない場合は出張買取をお願いしましょう。

指定取引場所へ持ち込む

製品メーカーが指定する場所に持ち込む方法もあります。

まず、郵便局で家電リサイクル券を購入し、料金を振り込みます。その後、指定取引場所に家電を持ち込み、引き取ってもらいましょう。

自分で指定取引場所に持ち込むため、収集・運搬料金はかかりません。ただし、リサイクル料金はメーカーや大きさによって異なるので、事前にホームページや電話で確認しておきましょう。

ちなみに、最寄りの指定取引場所は以下のURLから検索することが可能です。
参考URL:https://www.kaiketsukr.com/areasearch/

家電リサイクル法対象品目を安く処分するには手間がかかる

お得な料金
ここまで家電リサイクル対象品目を処分する方法を説明してきましたが、安く処分するには意外と手間がかかることがお分かりいただけたと思います。そのため、楽に処分したい方は不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者に依頼すると、上記の4つの方法よりも費用がかかりますが、自宅まで回収しに来てくれるので手間をかけずに処分することができます。また、即日回収や日時指定も可能なので、忙しい方でも自分の都合の良いときに依頼することができます。

ただし、業者の中には高額な料金を請求する悪質な業者もいるので、依頼する際はホームページや口コミなどをみて安心できる業者を見つけましょう。

筆者がおすすめの不用品回収業者は、「【永久保存版】大阪府の不用品回収まとめ!実体験も紹介!」でもご紹介しているので合わせてチェックしてください。