汚くなったガスコンロの4つの処分方法とその注意点について

ガスコンロ 処分

ガスコンロは2種類のタイプがある

ガスコンロを処分する際には、処分するガスコンロのタイプを把握しておく必要があります。なぜなら、ガスコンロの種類によって処分する方法が異なるからです。

ガスコンロには以下の2種類のタイプがあります。

  • 据え置き型ガスコンロ
  • ビルトインコンロ
それぞれどのようなものなのか順番に説明していきましょう。

据え置き型のガスコンロ

据え置き型ガスコンロとは、ガスの元栓にガスコードを接続して使用するものです。

簡単に取り付けることができ、安価なのが特徴です。1口タイプ、2口タイプなどの種類があり、壊れてもすぐに買い替えることが可能です。

据え置き型ガスコンロはビルトインガスコンロと違い、ガスホースを自分で取り外して処分することができます。ごみの分別区分としては粗大ごみに当たります。

処分する方法は3つあるので「据え置き型ガスコンロの処分方法」で説明します。

ビルトインコンロ

ビルトインガスコンロとは、ガス台とコンロが一体化したものです。

ガス台とコンロの隙間がないため、野菜くずなどが落ちず手入れをしやすいのが特徴です。1人暮らしのアパートのキッチンに設置することはあまりないですが、マイホームやマンションなどでは設置することも珍しくありません。

ビルトインガスコンロはガス管接続と取り外しに資格が必要になります。そのため、据え置き型ガスコンロと違って自分で処分してはいけません。処分をする際は交換・撤去してもらった業者にお願いしましょう。

据え置き型ガスコンロの処分方法

方法

据え置き型ガスコンロを処分する方法は3つあります。
メリットなどを提示しながら順番に説明していきましょう。

自治体に回収してもらう

ガスコンロは粗大ごみとして処分することができ、その場合は自治体に回収してもらうことになります。

回収の手順は次のようになります。

  1. 回収の申し込みを電話やインターネットで行う。
  2. コンビニエンスストアやスーパーマーケットで粗大ごみ処理手数料券を購入する。
  3. 粗大ごみ処理手数料券を貼って収集日に所定の場所に出す。
粗大ごみの処分料金は平均500~1000円で、他の処分方法より安くできる点がメリットです。ちなみに、大阪市でのガスコンロの処理手数料は400円です。

また、ガスコンロは重いので、処分する際はできるだけ2人で運びましょう。

産業廃棄物処理業者に依頼する

産業廃棄物処理業者は廃棄物処理法で指定された産業廃棄物を、収集・運搬、処理、処分することを目的とした業者です。多くの業者はガスコンロを「金属くず」として扱い回収してくれます。

自宅まで回収しに来てくれることがメリットですが、回収料金は高くなってしまいます。ちなみに、産業廃棄物処理業者は環境省のホームページで検索することができます。
参考:産業廃棄物処理業者情報検索システム

不用品回収業者に依頼する

早くガスコンロを処分したい場合やガスコンロ以外にも処分したいものがある場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

自宅に引き取りに来てくれるので、迅速に処分することができます。また、他の不用品をまとめて回収してもらえるのも良いですね。

基本的に料金を支払って引き取ってもらう場合が多いですが、使ってからそれほど年数が経っていない場合は買い取ってもらえる場合もあります。まずは、いくつかの業者に電話して無料見積りをしてもらい、比較して検討しましょう。

筆者がおすすめの不用品回収業者は、「【永久保存版】大阪府の不用品回収まとめ!実体験も紹介!」でもご紹介しているので合わせてチェックしてください。

注意
「こちらは不用品回収車です」などとアナウンスをしてトラックで走り回っている業者には注意する必要があります。
そのような業者は、一般廃棄物収集運搬許可がない違法な業者の可能性があります。高額な料金を請求される場合もあるので、不用品回収業者を利用する際は必要な許可を受けているかどうかきちんと確認しましょう。

据え置き型ガスコンロを処分に出す前の注意点

注意

据え置き型ガスコンロを処分する際、一歩間違えれば大事故に繋がる可能性があります。

ガスを取り扱っているということを念頭に置いて、以下の4つの注意点を守りましょう。

注意
  • ガスの元栓がきちんと閉まっているか確認してからガスホースを抜く
    ガスコンロを処分する際、まずはガスホースを外さなければいけません。
    もし元栓が開いた状態でガスホースを抜くと、火事になってしまう危険性があります。なので、ガスホースを抜く時はガスの元栓が閉まっているかどうか何度も確認しましょう。
  • ガスホースを無理に取ろうとしない
    ガスホースは簡単には抜けないように、元栓にぴったりとくっついています。ガスホースを抜く時は少し力がいりますが、無理やりガスホースを抜こうとすると怪我をする可能性があります。
    硬くて抜けない場合は、ハサミやカッターなどを用いて切れ目を入れ抜けやすくしておきましょう。
  • ガスホース内のガスを抜く
    ガスホースを抜くことができたら、ガスホース内に溜まっているガスを抜きます。ガス抜きをしないままでいると、引火してしまう危険性があります。
    絶対にガスホース内のガスを抜いて空にしておきましょう。
  • 取り外し時には軍手やゴム手袋で手を保護する
    ガスコンロやガスホースは油で汚れています。一度手についてしまうと汚れを落とすのが大変なので、処分する際は軍手やゴム手袋を着用しましょう。